子供が突然、何度もまばたきをしたり、咳払いをしたり、変わった声を出したりするようになると、
「これってチック?」
「このままずっと続くの?」
「何かしてあげられることはないのかな?」
と心配になりますよね。
わが家の息子も、2歳半頃からチックと思われる症状が出るようになりました。
最初は鼻をクックッと鳴らす程度でしたが、その後はまばたき、咳払い、ジャンプ、声を出すなど、いろいろな症状が出たり落ち着いたりを繰り返してきました。
そして6歳になった現在。
日常生活の中でチックが気になることは、ほとんどなくなりました。
ごくたまに肩をすくめるような動きが出ることはありますが、それも数日すると自然に治まっています。
今はチックに対して特別な対策はしていません。
この記事では、2歳半頃にチックが始まってから6歳になるまでの息子の経過と、わが家で意識してきたこと、実際に試したことなどをまとめます。
※この記事はわが家の体験談を中心にまとめたものです。サプリメント・整体・鍼灸などについて、チック症そのものへの治療効果を保証するものではありません。症状について心配な場合は、小児科や小児神経科などに相談してください。
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子供のチック症とは?
チックとは、自分の意思とは関係なく、突然すばやい動きや発声を繰り返してしまう状態です。
大きく分けると「運動チック」と「音声チック」があります。
運動チックの例
・頻繁にまばたきをする
・顔をしかめる
・首を振る
・肩をすくめる
・ジャンプする
・体を反らす
など。
音声チックの例
・咳払いをする
・鼻を鳴らす
・「あっ」「んっ」などの声を出す
・同じ言葉を繰り返す
などがあります。
チックは、ずっと同じ症状が続くとは限りません。
「まばたきが落ち着いたと思ったら、今度は咳払いが始まった」
というように、症状の種類や強さが変化することもあります。
息子のチックは2歳半頃から始まりました
息子に初めてチックと思われる症状が出たのは、2歳6ヶ月頃でした。
最初は、
「クックッ」
と鼻を鳴らすような症状でした。
その後、
・目をギュッとする、まばたきを繰り返す
・体を反らしながら「あーあー」と声を出す
・何度もジャンプする
・咳払いをする
など、さまざまな症状が出るようになりました。
症状にはかなり波があり、
「最近落ち着いてきたな」
と思っていると、また違う症状が目立つようになることもありました。
当時特に心配だったのが、発症した年齢です。
ネットで調べると、もう少し大きくなってから発症するケースが多く紹介されていたため、
「2歳半って早すぎるんじゃない?」
と不安になりました。
そこで、かかりつけの小児科で相談。
先生からは、
「チックだね。よくあることだから、あまり気にしないで」
と言われました。
希望すれば専門医を紹介することもできるとのことでしたが、当時は生活に大きな支障が出ているわけではなかったため、まずは様子を見ることにしました。
6歳になった現在|チックはほとんど気にならなくなりました
息子は現在6歳になりました。
2歳半頃からチックの症状を見てきましたが、今は日常生活の中で気になることはほとんどありません。
本当にたまに、
「あれ?肩をすくめる動きが出ているかな?」
と思うことがあります。
ただ、それもずっと続くわけではなく、数日するといつの間にか治まっています。
以前はいろいろ調べたり、何かできることはないかと試したりしていましたが、現在はチックに対して特別な対策はしていません。
食事の栄養バランスについては今も気をつけていますが、以前のようにサプリメントなどを利用することもなくなりました。
2歳半頃に症状が出始めたときには、
「このままずっと続いたらどうしよう」
とかなり心配していました。
それから数年経った今振り返ると、
「次第に良くなっていくこともあるんだな」
と感じています。
もちろん、今後また症状が出てくる可能性については、私自身まだ少し不安があります。
それでも、症状が出るたびに「また悪くなった」と考えるのではなく、
「今は少し出ている時期なのかな」
くらいに考えられるようになりました。
チックが出始めたばかりの頃の私は、数年後にここまで気にならなくなっているとは想像できませんでした。
今まさに子供のチックで悩んでいる方にとって、わが家の経過がひとつの体験談として参考になればと思います。
子供のチックは自然に治ることもある?
子供にチックが出ると、
「いつ治るんだろう?」
ということが一番気になるかもしれません。
チックには症状が強くなったり弱くなったりする波があり、成長とともに症状が目立たなくなっていくこともあります。
一方で、長く続く場合もあるため、「何歳になれば必ず治る」と言えるものではありません。
わが家の場合も、一気に症状がなくなったというより、
出る→落ち着く→また違う症状が出る→また落ち着く
ということを繰り返しながら、少しずつ気にならなくなっていった印象です。
だからこそ、症状が出たときに毎回一喜一憂しすぎず、長い目で見守ることも大切なのかもしれません。
子供のチックで家庭で意識してきたこと
チックを指摘しない
わが家で特に意識してきたのが、
「チックが出ても指摘しない」
ということです。
たとえば頻繁にまばたきをしていても、
「またやってるよ」
「やめなさい」
「目どうしたの?」
などとは言わないようにしていました。
チックは本人がわざとしているわけではありません。
注意されることで本人が症状を強く意識してしまったり、ストレスにつながったりする可能性もあります。
そのため基本的には、
「気づいても普通にしている」
という対応をしてきました。
ただ、本人がつらそうなときには、「大丈夫?」と声をかけることはありました。
疲れやストレスをためすぎない
チックそのものを何とかしようとするより、
「できるだけ穏やかに過ごせるようにする」
ことも意識していました。
疲れているときには休ませる。
家では好きなことをして過ごす。
そして、チックのことばかり考えず普段通り生活する。
今振り返ってみても、「チックを治さなければ」と家族全体が神経質になりすぎないことは大切だったと思います。
食事の栄養バランスを意識する
これは現在も続けています。
ただし、「チックを治すための食事」という考え方ではありません。
成長期の子供なので、
肉、魚、卵、乳製品、大豆製品、野菜などをできるだけバランスよく食べられるようにしています。
小食だったり偏食があったりすると毎日完璧にするのは難しいので、無理のない範囲で意識しています。
チックが気になって、わが家で試したこと
息子の症状が目立っていた頃は、
「何かできることはないかな」
と考え、本当にいろいろなことを試しました。
現在はどれも行っていません。
また、これから紹介するものについて「これをしたから息子のチックが良くなった」と考えているわけでもありません。
チック自体に症状の波があるため、何かを始めた時期と症状が落ち着いた時期が重なったとしても、それが原因だったのかは分からないからです。
あくまで「当時のわが家ではこんなことも試した」という体験談として紹介します。
鉄分を意識していた
息子はもともと小食で、食べられるものにも偏りがありました。
そこで、普段の食事で不足しそうな栄養を補う目的で、鉄分を意識していた時期があります。
以前利用していたのが「レピールまめ鉄」という粉末タイプの商品です。
飲み物や料理などに混ぜやすく、小さな子供でも取り入れやすかったのが便利でした。
現在はサプリメントなどは使っておらず、食事から栄養を摂ることを基本にしています。
タンパク質を意識していた
タンパク質も子供の成長に欠かせない栄養素なので、食事の中で意識していました。
息子が小食だった頃には、食事を補う目的でプロテインを利用していたこともあります。
毎朝、野菜(小松菜や人参)とバナナをスムージーにして混ぜると飲みやすかったです。
こちらもチックを治すためではなく、あくまで栄養補助として利用していました。
現在はプロテインも使用していません。
ナイアシンを試したことも
ナイアシンのサプリメントを試していた時期もあります。
小児科の先生が書かれている本に、チックにナイアシンが効果的、というような内容が書いてあったので試していました。
ナイアシンはビタミンB群の一種ですが、「ナイアシンを摂ればチックが改善する」という意味ではないと思います。
現在は使用しておらず、振り返ってみてもナイアシンによってチックが改善したのかどうかは分かりません。
ですが、小児科の先生も仰っていたことですし、気になる方は試してみるのも一つの手だとは思います。
こちらはカプセルで、そのまま飲むのは難しいので、カプセルを開けて飲み物などに混ぜて飲ませていました。
整体にも通っていました
わが家では、息子と一緒に整体に通っていた時期もあります。
息子は首まわりの張りを指摘されることがあり、私は肩こりがひどかったので、親子で通っていました。
整体でチックそのものが治るという医学的な根拠が確立されているわけではありません。
ただ、親子でゆったり過ごす時間にはなっていました。
現在は整体にも通っていませんが、整体師さんに教わった「首筋を優しくなでる」というのは、お風呂の時に行っています。
小児鍼灸やマグネシウム温浴を試したことも
ほかにも、症状が気になっていた頃にはいろいろ試しました。
マグネシウム温浴
お風呂に入れるタイプのマグネシウム(エプソムソルト)を使っていたことがあります。
入浴自体は気持ちよさそうでしたが、わが家の場合、チックについて明らかな変化を感じることはありませんでした。
明らかな効果は感じないものの、エプソムソルトによる温浴効果(血行促進・発汗作用・リラックス効果)を期待して今も使用しています。
小児鍼灸
小児鍼灸にも半年ほど通いました。
通っていた時期に症状が落ち着いたため、当時は「少し良くなっているかも」と感じていました。
ただ、チックはもともと症状に波があります。
そのため、鍼灸によって改善したのか、自然な症状の変化だったのかは分かりません。
通院自体も大変だったため、その後は通わなくなりました。
チックは何科に相談すればいい?
子供のチックが気になったら、まずはかかりつけの小児科で相談してみるのもひとつです。
必要に応じて、小児神経科や児童精神科などの専門医につないでもらえることもあります。
わが家も最初は小児科で相談しました。
チックがあるからといって必ず治療が必要になるわけではありませんが、
・症状が長期間続いている
・本人がチックをつらいと感じている
・園や学校生活に影響している
・友達にからかわれるなど困りごとがある
・症状が激しく、ケガにつながる
・チックなのか分からず心配
といった場合には、一度医療機関で相談してみると安心です。
症状によって日常生活への支障が大きい場合には、行動療法や薬物療法などが検討されることもあります。
子供のチックは親のせいではない
息子にチックが出始めた頃、私はかなり悩みました。
「私が怒りすぎたから?」
「家でストレスを感じているのかな?」
「もっと穏やかに育てていたら出なかったのかな?」
と考えてしまうこともありました。
でも、チックは単純に「親の接し方が悪いから起こる」というものではありません。
もちろん、子供が安心して過ごせる環境を作ることは大切だと思います。
でも、
「チックを治すために完璧な親にならなきゃ」
と考える必要はないと思っています。
2歳半から6歳までチックを見てきて思うこと
息子に初めてチックが出た頃は、
「どうしたら治るんだろう」
ということばかり考えていました。
ネットで調べては心配になり、良さそうなものを見つけては試していました。
でも、6歳になった現在は、特別な対策をしなくてもチックをほとんど気にせず生活しています。
振り返ってみると、
「何かをして治した」
というよりも、
「症状に波がありながら、成長とともに少しずつ気にならなくなっていった」
という感覚のほうが近いです。
もちろん、これはあくまで息子の場合です。
すべての子供が同じ経過をたどるわけではありませんし、私自身も「また症状が強く出てくることがあるのかな」という不安が全くないわけではありません。
それでも、2歳半の頃の私に今の様子を伝えられるなら、
「今すぐ何とかしなくちゃ、と焦らなくても大丈夫かもしれないよ」
と言ってあげたいです。
症状が出ても必要以上に反応せず、普段通り接する。
疲れていたら休ませる。
本人が困っていたら助ける。
そして、生活に支障が出るほどなら専門家に相談する。
今はそれくらいの気持ちで見守っています。
チックそのものだけを見るのではなく、
「今日も元気に遊べた」
「学校を楽しめた」
「いっぱい笑っていた」
そんな毎日のほうを大切にしていきたいと思っています。


